Webサイトの利用規約の作り方 – 規約の内容に何を書くか テンプレート(雛形)/サンプル(見本)

目次

規約の内容の分類

利用規約の内容には具体的に何を書けばいいのでしょうか。参考になりそうなサンプル(見本)を集めてみました。様々なタイプのものがありますが、以下のような基準で分けてみました。テンプレートといってもすべてが転載可能というわけではないのでご注意下さい。

  1. 無断転載(コピー&ペースト)で利用可能か
  2. 個人サイト向けか法人サイト向けか
  3. どのようなコンテンツのサイト向けか
  4. 法的に有効/無効 どちらになる可能性が高いか
    • ※個人サイト向けのものはそもそも法的拘束力を持たせようとまでは考えていないであろうことは承知の上で書きます
    • ※個別の規約が法的に有効かどうかは実際にはケースバイケースだとは思いますが一般論として書きます

利用規約のテンプレート

Webサイトの利用規約のお手本

利用規約 作成」でgoogle検索すると一番上に来るページ。Webサービス利用規約の一般的な項目が書かれています。行政書士さんのサイトだけあって法的な部分の解説がしっかりとあり、非常にありがたいページ。ここまで具体的で丁寧な解説のあるところは他になかったです。

こちらも非常に貴重なページだと思います。中国語の規約文の配布を目的に作られたサイトですが同時に日本語訳が用意されており、そちらが日本語の注意書きの参考になります。

  • 中国語の規約文例集
    1. コピー&ペーストで利用可能とのことですが、日本語の部分まで良いかどうかはわかりません。
    2. 個人サイト向け。
    3. 素材屋さん向けですが、創作系や日記サイトなどにも使えると思います。
    4. それ相応の形式で書きさえすれば有効にできる項目がほとんどだと思います。 ※個人サイトで設定した規約が有効かどうかという疑問は残っていますが

オンラインショップ(別名:Webショップ、ネットショップ、ECサイト)のオーナーさん向け。事業者にあたらない程度なら表示義務はないそうですが、オークションやネットフリマの注意書きにも応用できそうです。こういう風に書かなければいけない項目があらかじめ決まっていると楽ですね。

規約というよりはポリシーという表現が近いのではないかと思います。最近の潮流を読んで作られたもの。トラックバック欄にいろいろなつっこみが入っているので、使いたい場合はそちらも読んでおくと良いと思います。

少し話はそれますがこれに対するトラックバックに興味深い記事がありました

「いわゆる痛い注意書きと呼ばれてしまうような項目を規約らしい形式で書いてみましたよ」というもの。

「どんな無理矢理なことを言ってもきちんとした言葉で書きさえすれば法的に有効なのか」といったら当然そうではなく、法律で禁止されていないものをいくら禁止だと言っても無効ですし、有効なものは有効です。…ということを分からずに(もしくは知りながら)このテンプレートを使う人が出てしまったらちょっと問題かな?(いないとは思いますが)

ちなみに無断リンクを法的に禁止しようと思えばこういう方法が使えるのでは?というアイデアも出ていました。

部分的な項目の参考

掲示板やレンタルサーバーなど、何か人にスペースを貸すようなサービスを行いたい場合は、著作権の帰属先をはっきりさせる必要がありそうです。

タイトルのまま。プライバシー・ポリシーについては作る事があったらまた別に詳しく書きたいと思っています。

管轄裁判所という項目にはどこの裁判所を書けばいいのか?許可はいるのか?というお話。自分の都合のいい場所を書けば良く、許可はいらないそうです。

その他参考になりそうなページ

参考にしようと他サイトの規約を読んでみたものの言ってる意味がよくわからない!という方はここうを読んでみることをオススメします。難しい言葉をわかりやすい表現に書き換えてくださっています。

Webサイトの利用規約ではないですが、考え方は参考になりそうです。

利用規約ジェネレータがあれば

そのうち直子の代筆みたいな感じでオンラインで利用規約がつくれる「利用規約ジェネレータ」ができるかもしれません。プライバシー・ポリシーやセキュリティー・ポリシーについてもクリエイティブ・コモンズみたいな感じで楽に表示できるようになっていくのかも。

今までそういうものが出てきてないということは、テンプレート化してはいけないというきまりでもあるのでしょうか。(行政書士さんの仕事が減るから?)ないのなら、是非できて欲しいですね。個人でWebサービスを作るのが流行っている時代ですからかなり需要はあると思います。

もちろん、ビジネスで使うものなら専門家のチェックが必要だと思いますが個人レベルでなら作ってもいいのではないかなぁ。

…そう思って検索したらジェネレータを作っている人がいるとの記事が。

おれおれツールにしておくのはもったいないです…!

もし作ろうという人がいたら、きちんと法律を理解している人に作ってもらえたらなぁと思います。なぜなら、法律をよく分かっていない人が形だけはもっともらしいテンプレートを作る→よくわかっていない人がコピーして使う→間違ったままチェーンメールのように広まるという連鎖が起きる危険性があるからです。

私の一連の記事も、よくわかってない人が調べ調べ書いている程度のものなので罪作りかもしれませんね…。何か間違っているところやわかりにくいところがあったらご指摘いただければ幸いです。

参考リンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次