Webサイトの利用規約の作り方 – サンプリング&ミクスチャー

07.09.17追記:エクセルのファイルがDLできなくなっていたのでアップしなおしました。このシリーズもいい加減完結させなければなりませんね。

目次

ベンチマークと呼ぶんだぜ

この記事だけを読むと、まるで「元がわかんなくなるようにいろんなのを混ぜればOK!」みたいな事を言っている様に思えるかもしれませんが、複数の規約それぞれの良いところを学び、より完成度の高いものを作ろうというのが目的です。最終的には出来る限り独自の表現をすることを目指していきたいと思います。

規約の文面の著作権についての私的見解

ケース

オンラインフリーマーケットサーチエンジン兼ランキングサイト。

方法

Webサイトのコンテンツを決めるときに使う、グルーピングの手法に近いことをして作っていきました。

材料

お手本となる規約

自分のサイトと同じ様な趣旨のサイトの規約ページを探します。今回の場合、オークションサイトが一番近いと思ったので、代表的なオークションサイトの規約を参考にさせていただきました。他にはランキングサイトの規約も。

ツール

レシピ

1、「条」を書き出す

参考にする規約の「条」をサイトごとに目次のように書き出します。

「条」を書き出す

この段階で自分のサイトには関係ないな、と思う項目は削っていきます。たとえば無料のサイトの場合は、利用料の支払いについての項目などはいらないので省きます。

ここで「規約が及ぶ範囲」をどこまでにするかでかなり悩みました。基本は、提供するシステムやサービスが「絡んでいる範囲」だと思います。例えば今回の場合は、買い手のメールアドレスは預からないので買い手側にはルールの提示はしていません。

2、「条」のダブりを削る

同じ旨の条をたばねてゆきます 似たような事が書かれている項でもサイトによって同じ条の中に書かれている場合もあれば、別々の条に書かれていたりなどその書き表し方は様々なので難しいのですが。

「条」のダブりを削る 

3、「条」を適切に書き換える

「条」のタイトルを自分のサイトに合った言葉に書き換えます。大体似たような言葉になると思います。

「条」を適切に書き換える

4、「条」を並び替える

これまでの作業で順番がバラバラになってしまっていると思うのですが、これを適当な順番に並べ替えます。ばらつきはあるものの、初め・中・終わりと分けてみると以下のような構成になっている感じでした。

  • 前文、用語の定義
  • サービスの流れに沿ったルール(入会から退会まで)
  • 管轄裁判所、附則など

このページも参考になりそうです。

5、「項」を洗い出す

「条」で行ったのと同じ事を項に対しても繰り返していきます。「条」と違って一文一文が長いため、テキストエディタに規約をペーストしてたばねました。ある規約では二つの項に別れている分がある規約では一文に束ねられていたりなど、なかなか難しいのですが。

モニター上で読むのにはあまりにも長いですし、きちんと読んで理解するためにもお手本となる規約をすべて印刷しました。要らない項目に×をつけたり、取り入れたい項目に線を引いたりしながら理解していきました。条の中でも、ほとんどの項はいらないけど、部分的に要ると思うところは残しておきました。

6、「項」を適切に書き換える

ここですべて自分なりの表現に直せるのならば直してしまうと良いと思います。わからない場合はそのままにしておきます。

7、「号」を洗い出す

「条」「項」で行ったのと同じように、当てはまるものをピックアップしていきます。例えば禁止事項など。

8、「号」を適切に書き換える

もう説明は不要だと思います。

9、ボトムアップ

あとは今まで運営する中で出てきた注意事項などを当てはまる条に入れていきます。他のサイトの規約も見てみると「これは取り入れたいな」というものがあるかもしれません。もうこれ以上張る予防線はないぜと感じるまで出します。

ここまでだとただのパッチワークに過ぎないので、各項目を「どう言い換えるか」ということを考えていきたいと思います。

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